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えんとつ町のプペルは絵本で終わらないのがおもしろい

一人で書き上げるモノが多い絵本業界で。

マネジメントのやり方を根本から変え、制作費に2千万もかけられるという天才的戦略家の西野亮廣氏の絵本がおもしろい。

ストーリーは子ども向けのわかりやすい愛をテーマにしたお話であるが。

しかしこの絵本の面白さは、ただの読み物語として楽しむことではない。

この冬に公開予定の映画『えんとつ町のプペル』のための布石であること。

むしろストーリーは、ここから広がっていく。

絵本でこだわる文章の挿入位置について。

光る絵本展という個展を視野に入れて、絵はアートとして飾れるように。

最初から絵と文は別ページにしてあるという。

東京タワーやパリのエッフェル塔を筆頭に、すでに個展は大成功済み。

兵庫県のオリジナル美術館の建設や、『えんとつ町のプペル』の町をつくろう!という構想自体、壮大な夢みたいな物語を現実世界で8年以上かけて着々と進めてきている西野氏。

この絵本の前にも何冊か描かれていて、それらも抱き合わせて今後の町づくり計画に紐づけていくそのストーリーが、西野オンラインサロンが爆発的人気の理由。

なので『えんとつ町のプペル』は1冊の絵本というより、西野氏の壮大な計画の中心になる世界観を味わうために必読なモノである。

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