できない。って。
助けて。って。
言っていい。その時は誰かが必ず助けてくれる。
もしも、誰も手を差し伸べてくれなかったら。
それは自分の生き方を見直した方がいい。
アンテナを立てて、視野を広く。
半径5メートルだけでもいいから。
困ってたら助けるって心で生きていたら。
それは絶対に自分に返ってくる。
先日、ソファを探しに成田の家具屋に行った。
車で片道1時間強くらい。
連日猛暑の影響もあって、お腹の調子がわるい。
でも、それくらいなら大丈夫と自分に言い聞かせ友達家族と出発。
しかし、20分、30分経てど体の調子が上がらない。
1時間ごとにトイレに行き、熱中症予防に水をこまめに飲み。
大丈夫、具合が悪くなったら運転代わってもらえばいい。
私のダメな状態のときもよく知ってくれている味方が隣にいる。
道も混んでいて、結局目的の家具屋に着いたのは2時間運転したあとだった。疲れた。
なぜそうまでして行ったかというと、アウトレットセール開催中だったから。
成田では有名らしい。
なので、いろいろと目的の物は見れた。
結果的に掘り出し物はなかったから、またの機会にとなったけど。
その後、子供たちがお腹すいたというからガストへ行った。
体調の回復はせず。こんな時は何も食べれない。
空腹を満たしていく連れ達を横目に、お味噌汁を少しもらう。
1時間ほど休憩した後、帰りはもっと早い道を選択して車に乗り込む。
家から遠のくという、なんてことないことが精神的不安になり体調不良を引き起こす。
いつになったら、気兼ねなくどこへでも行けるようになるんだろう。
帰りは国道を選択したことが功をそうして、1時間半で帰宅。
私のことを知り尽くしている友達が隣にいてくれたから、行けた遠いアウトレットセールの家具屋。
できないことは、できない。っていつも言っているから隣にいてくれる。
できないって言うのは、恥ずかしくない。
強さだとって言ってくれたのも、この友達。
こんな弱小の私でも。
交差点で歩みの遅いおばあちゃんがいたら、手をひいてあげる。
荷物がたくさんのお母さんは、子供と手を繋げない、新幹線のホームで降りるときに子供が隙間に落ちないように。手を繋がせてあげたいから、荷物を持ちますと声をかける。
些細なことの繰り返しが。
いざ自分がどうしようもなくなった時の助けになる。
私はそうやって強い味方を手に入れた。
相も変わらず外に出る時は、不安の塊で。
依然具合もわるくなりがちだけど。
その強い味方のおかげで、大丈夫。行ける。の一歩が踏み出せる。
「破天荒フェニックス」の著者もあらゆる大波を乗り越えて、絶対に倒産すると言われたオンデーズを世界展開にまで生き返らせた。
その田中修治氏もまた、もうダメだという時に手を差し伸べてもらっている。
どれだけ自分を追い込んで、どれだけの仲間を信じ込んで、どれだけ命をそこに注ぎ込んだか。
何一つ思い通りにいかない現実の経営と、身を投じなければ知り得ないメガネ業界の裏側が見れて、読み物としておもしろかった。