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ドイツでは「悲しいベーコン」に意味がある

ねぇ、『バナナを食べるときの所要時間』を表す言葉があるって知ってる?

PISAN ZAPRA ピサンザプラと読む。

マレー語らしい。

「ねえ、あとどのくらいで支度できる?」

「ピサンザプラ!」ってつかうのかな・・・。

表せそうで表せない言葉を紹介している。

実におもしろい本がある。

『翻訳できない世界のことば』 著者 エラ・フランシス・サンダース

装丁もかわいい。

日本語でも、これ、言葉に出来ない・・・って感情、出来事、シチュエーション様々あるけど。

世界目線になると、途端におもしろくなる。

エラ氏の目の付け所に惚れました。

特に絶妙にくすぐられたのは、これ。

わたしたちは、ときどき感情的にやけ食いをしてしまう。

幸か不幸か、食べることに幸せを感じるようにできているらしい。

1カ月後の自分の姿を鏡で見るまでは、ストレス解消効果が持続する。

そんなときは、ドイツではこう言うって。

KUMMERSPECK  クンマーシュペックと読む。

意味は、食べ過ぎが続いて太ること。

直訳すると、「悲しいベーコン」

ねぇ、ベーコンにはなんの罪もないじゃない。

なんでベーコンを選んだの・・・。

実に面白いじゃない!

外国語だから、ホントにそうなの?って勘ぐる部分もあるが。

この本の言葉への信頼性は、このページを読んで確信した。

でました。

我が母国語。WABI-SABI

この訳です、どうぞっ。

生と死の自然のサイクルを受け入れ、不完全さの中にある美を見出すこと。

はい、あっぱれ。お見事!!

ってこれ、翻訳者に拍手だけどね。

翻訳者は絵本作家でもある、前田まゆみさん。

なるほど、絵本作家なら字数を少なくしての表現のプロになるわけだ。

最後にもう一つ紹介。

距離を言い表すにしては、かなり適当ではっきりしないかもしれない。

でも、トナカイのいる地方ではとても便利な言い回し。

PORONKUSEMA ポロンクセマ

意味は、トナカイが休憩なしで、疲れずに移動できる距離。だそうな。

しらんしっっっ!!

トナカイなんて飼ったことないし!!

「新しいカフェができたじゃない?歩いていくにはどれくらい?」

「ポロンクセマくらい」

笑笑。

しらんしっっっ!!!

あ、ちなみにフィンランド語です。

これ、言葉に興味のある人へプレゼントしたらおもしろいかも。

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