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誰かに本をすすめる時のやりかた。

本を誰かにすすめるのって、簡単なようでとても難しい。

並々ならぬ知識も必要だし、その人が何を欲していて何を解決したいのか、心理的なものを読み解く力も必要で。

堅苦しい何かではなく、言葉や表情の端々から受け取ったサインをもとに、自身の書棚を眺めまわし数冊引き出す作業は、とても知的でセンシティブで奥深い。

ヴィレッジヴァンガードで10年以上も働き、出会い系サイトで70人の知らない人に出会い、ひたすらその人に合いそうな本をすすめる、常人ではない人。

その名は、花田菜々子さん。

かなり変わった人で、行動力が半端ない。

何かを深く考えず、やっちゃえ精神で行動した結果、おもしろい人たちの人脈ができ、周りには変人ばかりのサークルがいつのまにかできている。

類は友を呼ぶ。

この本は、どんな本をどんな人にすすめているのかが書かれていて、どこでその本を知ったの?って思うものもたくさんあって。

それはやはり、あのヴィレッジヴァンガードの強みなのかと勘繰る。

変人様の生き方には、とてもじゃないが真似できないので、変人様が数多ある書籍の中からこれは!と思うものを本書では紹介されているので、我・凡人はそれらを片っ端から読む所存である。

なので、読みたいリストにまた30冊以上も追加されることになった。

終わりを知らないこのリスト。

なんとも言えない感情が湧き出てくる。うむ。しかし。悪くない。

花田菜々子さん。気になる人です。

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