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エッセイ

  • 2023-06-09
  • 2023-06-09

新刊書店の日常が知りたい

その街に溶け込んでいる小さな書店が好きです。 新刊書店でも古書店でもどちらでもよい。 チェーン店では味わえない店主のこだわりとぬくもりが詰まっている、素朴だけど素材を活かしている定食屋のような。 本好きな私はいつもそんな書店を探している。 2016年1月に東京・荻窪に新刊書店「Title」がオープン […]

  • 2022-06-27
  • 2022-06-27

ステージ4の癌から、生還した人の教えとは。

私と似たような考え方を持つ人の本に出会った。 それは、ステージ4の肺がんから全身に転移し末期癌を宣告されたものの、11ヶ月後には全身からがんが消えた。 「奇跡の人」という名を持つ刀根健さんの著書。 私もパニック障害を患って、生き方をガラリと変えさせられたうちの一人で。 今までの生き方では、良くないよ […]

  • 2022-06-02
  • 2022-06-02

彼らの頭の中は想像すら及ばなかった

この本はこの方々のお話である。 樹木希林さんと内田裕也さんご夫妻、その一人娘、内田也哉子さん。その旦那さんの本木雅弘さん。 まず、この非凡な家族のことを語られているのに、おもしろくないわけがない。 そして、脳科学の最先端を研究しながらも自身は超ネガティヴ思考で、決して生きやすい人生を送れているとはい […]

  • 2022-02-22
  • 2022-02-22

誰かに本をすすめる時のやりかた。

本を誰かにすすめるのって、簡単なようでとても難しい。 並々ならぬ知識も必要だし、その人が何を欲していて何を解決したいのか、心理的なものを読み解く力も必要で。 堅苦しい何かではなく、言葉や表情の端々から受け取ったサインをもとに、自身の書棚を眺めまわし数冊引き出す作業は、とても知的でセンシティブで奥深い […]

  • 2021-12-17
  • 2021-12-17

河相我聞の笑える父子家庭の日常

父子家庭。という響きのイメージが変わった。 男だけで暮らすのって、力が抜けてて、実はすごく暮らしやすいのではないか。 女がいないと、こうも違うのか。 息子二人と暮らす河相我聞氏の、日常を綴ったブログの書籍化だけど。 あっっっという間に読み終えてしまった。 なにかがすごくおもしろい!笑い過ぎて悶絶する […]

  • 2021-07-18
  • 2021-07-18

まだどこにも紹介されたことのないおもしろ書店ガイド

191ページから始まるBUNSHIMURAが魅力的すぎて、どうしよう。 兵庫県西宮市に出来つつある本屋である。 気になって調べてみたところ、明治~昭和にかけてのいわゆる「文士」達が住んでいた家屋が再現される形で、西宮名塩駅周辺に造られつつあるらしい。 外観も内装も、文豪たちが住んでいた当時の姿で再現 […]

  • 2021-05-06
  • 2021-05-06

余命宣告がもたらすもの

この世界に生きられる時間があと1か月。 とした時に。 生き方がガラッと変わる。 1年や半年だと、物事の選択にまだ大丈夫、って後回しにしてしまう。 ひと月だと、本当に時間がないから究極の忖度の日々になる。 食べるものひとつとっても、適当な食事がもったいなくて。 今食べたいものを食べるようになる。 それ […]

  • 2021-04-05
  • 2021-04-05

ワクチンは接種すべき??

コロナと共存するには、やはり感染しないことが最も重要で。 というのも、なにが怖いかって感染した際にこういう人が重症化するということが事前に明確にわからないところがある。 高齢者や基礎疾患がある人が、重症化する率が高いというだけで、若者や基礎疾患のない人が重症化しないということではないのだ。 しかも罹 […]

  • 2021-03-01
  • 2021-03-01

色のある小さな本屋さんが好き

本好きなら、夢を見る。 書店を営んでみたい。 儲からなくてもいいから、生活するだけの利益でいいから。 自分の選書で自分色の空間を演出する。 こんな本を見つけた。 続 日本の小さな本屋さん 和氣正幸著 下北沢にある本屋のアンテナショップBOOKSHOP TRAVELLERの店主である和氣正幸氏が、日本 […]

  • 2021-02-25
  • 2021-02-25

最上のスピーチ THIS IS WATER

デヴィッド・フォスター・ウォレスが縊死したのは2008年9月12日である。 THIS IS WATERはその自殺の3年前、オハイオ州で最も古い1824年創立のケニオンカレッジの卒業式に招かれ、卒業生に贈ったはなむけの言葉だ。 生涯で一度きりのこのスピーチは、彼の生き方だからこそ、刺さる。 その悲しい […]