注目キーワード
CATEGORY

小説

  • 2022-11-09
  • 2022-11-09

引きこもりのドアを開けるには。ヒントはここに。

好きで引きこもっているわけじゃない。 日が沈み辺りが暗くなる。 呼んでもいない夜が、顔を出してくる。 また何もない無為な一日が始まる。 何も生まない、生み出せない。 そういう日々を過ごしたことが、あなたはあるだろうか。 小説8050は、いじめが原因だけれども、現実的に様々な理由で引きこもりになってい […]

  • 2022-11-09
  • 2022-11-09

人格・死生観をテーマにした小説

一文一文読みながら。 ただ、ただ、自分の大切だと思う人へ。 想いを馳せた。 これ以上ないほど素直に、「好き」と「ありがとう」を伝えたい。 それも、明日ではなく。 今をもって、この瞬間に。 そんな感情がざわめくように湧き上がる作品だった。 決して軽くないテーマをもって紡がれていくストーリーに、自身の持 […]

  • 2022-11-09
  • 2022-11-09

小さな島では女性が歴史を作る。男には権限なし。東京も早くそうなれと思えた本。

流れ着いた島では[ニホン語]と[女語]、二つの言語が話されていた。 彼岸花の咲き乱れる砂浜に倒れ、記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので宇実と名付けられた。 ノロに憧れる島の少女、ヨナと、[女語]を習得している少年タツ。 そして宇実は、この島の深い歴史に導かれていく。 参考文献から推測するに […]

  • 2022-09-10
  • 2022-09-10

我々は人間というものを知らなすぎる。

我が家の隣人の話をしよう。 彼はいつも部屋にこもっている。 どうやって生計を立てているのだろう。 ネットさえあれば、今の時代稼げるジャンルはあるだろうが、不思議である。 いかんせん、犬の散歩に出たりも、運動に出る姿も見かけない。 聞こえる音といえば、飼い犬が時々キャンキャン鳴いている声ぐらいなもの。 […]

  • 2022-09-10
  • 2022-09-10

今の20代女性ってこんな恋愛してる人多いかも。

自分の娘が結婚する時に、私は泣かない気がする。 それまでには、一人暮らしをして自立してほしいし、結婚した後の生活を考えたらあくまで、新しい生活のスタートってだけな始まりの儀式にすぎないと思っているから。 おめでとー。自分たちらしい家庭を築きあげてねー、幸せにねー。って声をかけて。  ある一人の女性の […]

  • 2021-05-11
  • 2021-05-18

だれかの助けて。声を聴こうとしていますか。

こんな苦しいことってあるの。 胸が詰まる。 うぅぅ。はぁぁ。 助けてほしい。 聴いてほしい。 どうか、、、。届いてほしい。 そう願ってやまない物語を読んでしまった。 フィクションだけれども、ノンフィクションでもあり得るリアル感で読ませていく筆致力。 町田その子氏、ごめんなさい。 存じ上げてませんでし […]

  • 2021-05-07
  • 2021-07-04

泣き方を知らない少年の物語

人は誰でも、頭の中にアーモンドを二つ持っている。 それは、耳の裏側から頭の奥深くにかけてのどこかに、しっかりと埋め込まれている。 大きさも見た目もちょうどアーモンドみたいだ。 アーモンドという意味のラテン語や漢語から、「扁桃体」と呼ばれている。 このアーモンドの、どこかが壊れている。 医者たちが下し […]

  • 2021-04-18
  • 2021-04-18

動物だけと暮らすってどういうこと?

表紙をめくるとタイトルが現れて。 その中表紙のデザインが、ネイビー×シルバー。 配色の中で一番好きな組み合わせ。もうこの時点でこの本は好き。 光が溢れ、水が草を育み、水蒸気が空に立ち昇っていく。 緩やかに流れる川は曲がりくねって進み、その水面に陽光の輝きを乗せて海へと至る。 いっせいに鳴き出した無数 […]

  • 2021-03-25
  • 2021-04-17

体で感じる読み方ができますか?

自分の女の体が、動物としての役割と捉える。 『推し、燃ゆ』 宇佐美りん もう読んだだろうか?第164回芥川賞受賞作だ。 話し言葉のカギカッコの使い方が、なぜ?そこは使うの?そこは使わないの? なにを読ませたいのだろう。 著者の意図を探りながら読む。 肉体の重さをコントロールできず、日常をうまくやり過 […]

  • 2021-03-18
  • 2021-03-18

若さと斬新さと三島由紀夫の結合

人間が信仰を捨てることはままある。 そいでも信仰を取り戻すことなんてできるんでしょうか。 何かをふたたび信仰することはできるんでしょうか。                     かか  宇佐美りん うーちゃんは、「かか」を信仰している。 かかとは、母である。 温度がだくだくに溢れている。 なんなん […]