なかなか治らない子供のおねしょ。
親にとっても子供にとっても、不安の種。
でも、悩んでいるのはあなた一人ではない。
原因がわかります。原因がわかれば治ります!
叱ってはいけないし、そもそも叱るべきことではない。
体の未発達のせいだとしたら。
なんでおねしょするの!と叱ったところで、子供も自分のせいではないのに。
そして、朝からしょんぼりして学校へ行く。
これはだめ。やっちゃいけないこと。
夜尿は正しい知識を持って対処することが大事。
なぜ、おねしをょするのか?
理由は一つではない。
夜中にたまる尿量が多すぎて、膀胱からあふれてしまう場合が夜尿症全体の60~70%。
眠っている間に膀胱がふくらみにくく、わずかな尿量でもあふれてしまう場合が30~40%。
なかには尿量が多くて膀胱もふくらみにくい場合もある。
いずれも、おしっこがあふれそうになっても目が覚めない覚醒障害が元にあると考えられている。
どんな治療法?
放っておいても、基本的には治るそうです。
ただ、時間がかかる。
子供の膀胱と脳への覚醒障害の成長を待てば。
早く治したいのであれば。まずは、生活改善から。
夕方以降は水分をコップ1杯程度に。
夕飯は就寝2~3時間前までに。
寝る前は必ずトイレに行く。
この生活を続けてもなお、治りそうもなければ。
投薬治療になる。
おしっこの量を減らす薬、膀胱にためられるようにする薬。など。
これらを経て、少しづつ改善していく。
早い子は数か月で治ったという子も。
なにはともあれ、一番大事なことは正しい知識を持って。
夜尿に向き合うこと。
正しい知識があれば、いたずらに不安やイライラは消えるはず。
『おねしょ』の本で迷ったらこれ。
自分が本当に無知だったなという想い。
だからこそ、正しい知識として何が必要で、何をしてはいけないのか。
具体的に、生活改善とはなにを改善するのか、治療にはどんなことをするのか、薬はなにを処方されるのか。
がこれを読んでわかった。
小児科医や泌尿器科医、心理学の先生などのお話も載っている。
写真やイラストも豊富でとてもわかりやすい。
なにより、不安が払しょくされた。