小学三年生の娘が毎日おねしょをする。
幼少期からずっと夜はオムツ。
昼間は全く問題ない。
小児科に相談に行きました。
原因は?
調べてみたら結果こうだった。
①膀胱の発達が未熟で、小さいため寝ている間の尿をためられない。
②多尿のため、出てしまう。
我が娘の場合は、これでした。
昼間もおしっこを漏らしたり、おしっこに細菌がついて尿路感染を起こしているような「尿路障害」は当てはまらないから。
これは、尿検査ですぐに調べられます。
ちなみに、いつまでもオムツをしているからそれに甘えてしまって治らないんだというのは、何の根拠もない。
精神的なストレスも、小さい時から続いている夜尿症に関しては、根拠がない。
治療法は?
先生曰く、まずは主に生活改善だそうです。
食物繊維の豊富な食事で、便秘を防ぐ。
夕食は18時ごろ、つまりは就寝の2~3時間前。
夕方からは水分調節をする。
だいたい、寝るまでに麦茶や水をコップ1杯分ぐらいにする。
そのかわり、日中は多めにとる。
寝る前にトイレに行く。
おなかを冷やさないように腹巻をする。
これらのことを数か月続けてみる。
少しづつ尿の量が減ったり、しない日ができてきたりしたらそのまま続行。
まったくもって改善しない場合は、投薬治療になる。
投薬治療の薬はこれ
多尿型・・・デスモプレシン(おしっこの量を減らす働き)
膀胱型・・・抗コリン薬(膀胱の緊張を取り、尿をためやすくする働き)
トフラニール(三環系抗うつ薬)、上記の薬剤で効果が不十分な時は補助的に使われることがある。
漢方・・・白虎加人参湯、紫胡桂枝湯、小建中湯など。
心持として
焦らない。起こさない。怒らない。
小学生低学年で約10%、10歳児でも約5%にみられる。
膀胱の成長とともに自然に治る場合が多いから、気長に待ってみたら。
あ。治ってる。という心持ぐらいがちょうどいい。
ただ一つ、気を付けることがあるとしたら。
子供が気にしすぎてしまい、自信を無くし消極的な性格になってしまいそうな兆候には、フォローが必要。
大丈夫だよ。そのうち、必ず治るから。
ぎゅーーっと抱きしめてあげる日々を過ごしていたら、きっと大丈夫。
なるほど。と思わせた本
数々の本を調べて、この本は納得のいくものでした。
絵が多くて読み易い。
夜尿症について、しっかり知りたい人は必読本。