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人生哲学をファンタジーから学ぶ

【あらすじ】バスチアンはあかがね色の本を読んでいた。

ファンタージエン国は正体不明の「虚無」におかされ滅亡寸前。

その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。

その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年--ぼくのことだ!叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を体験する、、、。

SF小説といえばまずこれで、ぜひとも子どもたちに読ませたい1冊だが、なんといっても589ページの激厚な本。

読了するにはある程度、読書に親しんでいないと厳しい厚さである。

しかしながら読み切った瞬間こう思う。

ありがとうございました!!ミヒャエル・エンデ様。

一言で申すと、なんてオシャレな冒険物語。

ラストの一行。この締めくくり⁉️

つい口からこぼれます。

『オシャレェェッッ。』

子どもだけではない。大人をも楽しませる冒険物語には、さまざまな人生哲学が盛り込んである。

結局生きていく上で、何を大切にすべきなのか。

持つべきもの、手放すもの、信じるべきもの、強さとは、幸せとは。

こういったものが裏読みで得られないと、読み切るまではなかなかいかない。

なんといっても589ページですから。

『はてしない物語』は、このあたりがさすがであり、時を経ても色褪せない書の価値をじっくりと堪能させてもらいました。

ぜひ、あなたにもドイツ文学の名著ミヒャエル・エンデの代表作この589ページ読了の感動を。

著書『はてしない物語』 著者 ミヒャエル・エンデ

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