「早く寝なさい。」と言わずに寝てくれるかもしれない絵本に出会った。
この本の魅力を最大限にいかすには、お布団に一緒に入って読み聞かせをすること。
なぜなら、絵本の中のお母さんもお布団に入っていて。
自然とスッと、絵本の世界に入り込めるから。
なんでこの本をおススメするのかというと。
ねむねむさんというキャラクターの一本勝ち。
あの風貌と質感。
作者のユ・ヒジン氏、よく思いついたなぁ。
モチモチしていて優しそう。
色鉛筆のようなタッチで柔らかいけど、パキッとしている色彩感。
お話は、ねむくなーる、ねむくなーる、あくび。ふわぁ。みたいな催眠系ではなく、ねむねむさん、夢をもってきてー。って呼んだら。
ねむねむさんは、支度をして遠いところからのんびりのんびーりやってくる。
お気に入りの帽子をかぶって。
とっておきの夢を黄色のバッグにつめこんで。
茶色のモコモコブーツを履いたら。
のんびり、のんびーり。
届けに来てくれる。
だけど目を開けたら、ねむねむさんは途中でおうちに帰っちゃうよ。
目を閉じて、しずかにそっとおまじない。
頭の中をねむねむさんが、のーんびり歩いてきてくれる世界が広がれば。
お母さんの声で。お父さんの声で。
うれしく心地よい眠りにつける、、、気がしてならない。
そんな風に眠らせてあげられたら。
これは、親の最大の願いだよね。
一日の終わりよければすべてよし!
寝る前はどうしてもやることがいっぱいで、なかなか幼児でもなければ、読み聞かせの時間とりながら寝かしつけなんてしないのかもしれない。
我が家もそうでした。
でも、読み聞かせって、小学生の間はぜひやってほしい。
心がびっくりするほど深く広く育まれるから。
大好きなお母さん、お父さんの声で読まれる絵本の力は、とてつもなく偉大なのです。
読み聞かせの力を侮るべからず。
今夜から私も、やるべきことはさっさと終わらせて、21時に娘と布団に入ります。
この絵本、読み聞かせます。
心地よい眠りを、大切な我が子に。
2020年10月6日発売。
この絵本の寝かしつけ効果は、後日アップしまーす。