『本』って読み物だけじゃない。
気持ちが沈むものもあれば。
浄化してくれるものもある。
たった一文に想いを乗せて。
イタリア美術大学卒の腕前を持つなんとも愛らしいイラストを添えた一冊。
詩集になるのかな。
イラスト集なのかな。
komorebi booksではジャンルにとらわれずに、面陳でさりげなく飾りたい。
装丁が素敵でジャケ買いを見込める。
文字が少ないのもあって、心が温まる。
文字の持つ力は時として、強すぎてしまう時があるけど。
これは、心が疲れてしまってる時、ふと手に取りたいと思わせる。
あまり描き込まれていないように見せているイラストが、軽やかで凹みにちょうど凸る。
余白を遊ぶ高度な技術を持ち合わせる著者の名は、工藤あゆみさん。
『はかれないものをはかる』
他の著書でもボローニャ国際絵本原画展などで賞を獲られている。
イタリア ミラノで活躍されている1980年生まれのアーティスト。
ちなみに私が好きなページは。
●すごく元気な日のサイズを測る
●なにかいいことが降ってきそうな角度を測る
この二つ。
たまらない世界観。
グッズがあったらいつか店に置かせていただきたい。
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