自分を変えるスゴイ本は確かにある。
Dain氏はそれを「スゴ本」と呼ぶ。
無意識のうちに本から呼ばれる体験はたまぁにある。
たいていは自分に問題があって、解決策を模索しているとき。
読むつもりじゃなかったのに、引き寄せられ知らぬまに手に取っている。
そしてたいてい、最後までちゃんと読んでいる。
無意識引き寄せられ系は、お星さまからのメッセージと受け止めるスピリチュアル的なこと、けっこう好きなもので。
しかし先日、お星さま系でなく、スゴ本発見方法をこの本によって獲得した。
人を探すのだ!!
SNSや書評サイト、新聞、雑誌等で紹介されている「私のお気に入りの本」の書評に目を通して、感性が合った人を見つける。
そして、その人のブログなりTwitterをフォローして追いかけていく。
その方の、幾冊かのおすすめ本を読んでみる。
当たり本に出会えたらめっけもの。
人を追いかけて、その人の気になる人もまた追いかけて。
そうして世界を広げていく。
これが終わりなき、しかし生きているうちにスゴ本に出会う確率が最も高いやり方であると。
具体的にどんなサイトを見たらいいのか、どんな雑誌、書籍を選んだらまずその人に出会えるのかが序章に網列。
それからは博覧強記のDain氏の出会ったスゴ本紹介のオンパレード。
書評もうまいから、どれもこれも読みたいに決まっている。
強いて挙げれば、この2冊は速攻で読むつもり。
めちゃくちゃ売れる映画の原則が書かれている「save the catの法則」
鼻につくが身にもつく小説の読み方指南「批評理論入門フランケンシュタイン解剖講義」
Dain氏絶賛の石川淳氏も未読なのでこの本も外せない。
それに加え、本の読み巧者になるために。
第3章「読み方の章」は速読、遅読、斜読、味読、惜読などの読み方の多さがまた知的好奇心くすぐられすぎ。
ピンポイントで興味のある、言葉の使い方、遊び方、レトリックの方法等の第4章「書き方を学ぶ」はためになりすぎてよだれもの。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
本書を読んでしまったら、読みたい本が20冊はくだらない。
忙しくなりそうだ。しあわせ。