これは、不登校で疲弊している人へ向けたメッセージです。
自分の身に起きたことから、人は学ぶべき事、行くべき道が変わっていく。
色々な人間がいる中で、問題は無数にある。
その問題の解決策を探るには、痛みを知らないと無理で。
人は、痛みと苦痛を伴って初めて、助けて、と叫ぶのである。
その叫びを聞いて初めて、どんな助けが必要なのかを知るのである。
幸か不幸か、その叫びに気づいてくれるのは、同じ痛みを経験した人だけ。
だから、今あなたが体験しているその痛み、苦しみはいつか誰かの助けに、なる。
自分の子どもが学校に行けなくなった時、親は何をすべきか。
それは、親の責任として知っていなければいけないと思う。
親が子を守るのは当たり前だし、子は親に守られなければならない。
何の知識もない子どもの心を守れるのは、まず最初は親であれ、と思っている。
ただ、そこにはとても大切なことがあって。
親だけが子どもを助けるのではないということ。
子育ては一人ではできないとは、ここにも表れていて。
子どもが不登校になったとき、なりそうな時、登校しぶりが始まった時。
子どもはつらい。もちろん、つらい。
でも、親もそれ以上につらいの。
本当に疲れるし、イライラするし、情緒も不安定になる。
不登校の原因がわかるのなら、それに対処すればいい。
でも、もし、なんでかわからないけど、行きたくない。行けない。となった時。
親も何をしてあげたらいいのか、途方に暮れてしまうから。
とても疲れるんです。心も体も。
でも、その疲れの一つには、一人で抱え込もうとしてしまうから、だと思う。
子どもは一人で育てるものではない。
みんなで、大勢で育てるものです。
誰かに頼っていいんです。
誰かに助けてくださいって言っていいんです。
心が疲弊してしまうと、どこに助けを求めていいのか、わからなくなってしまう。
そんな時は、この本を読んでほしい。
『学びを選ぶ時代』著者 東京都フリースクール等ネットワーク 出版社 プチ・レトル
この本の中で、力を貸してくれる、手を差し伸べてくれる人がきっと見つかるはず。
だって、同じ経験をしてる人たちばかりだから。
知るべきことは、学校という場だけが教育の場所ではないということ。
教育のあり方や、学びのやり方は公立私立のカリキュラムだけではないということ。
不登校の壁にぶち当たって、いろいろ情報検索しまくって、辿り着くのは実は選択肢は他にもあるんだよということ。
それを知ることが、子どもの不登校は問題行動ではないということの証明になる。
これを読んでくれてる数人は、もう既に不登校の痛みを知っている人だとは思うけれど。
同胞は視野を広げれば、たくさんいるのです。先に同じ痛みを経験している先輩たちに、知恵を借りましょう。きっと大丈夫。