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小説

  • 2022-09-10
  • 2022-09-10

今の20代女性ってこんな恋愛してる人多いかも。

自分の娘が結婚する時に、私は泣かない気がする。 それまでには、一人暮らしをして自立してほしいし、結婚した後の生活を考えたらあくまで、新しい生活のスタートってだけな始まりの儀式にすぎないと思っているから。 おめでとー。自分たちらしい家庭を築きあげてねー、幸せにねー。って声をかけて。  ある一人の女性の […]

  • 2021-05-11
  • 2021-05-18

だれかの助けて。声を聴こうとしていますか。

こんな苦しいことってあるの。 胸が詰まる。 うぅぅ。はぁぁ。 助けてほしい。 聴いてほしい。 どうか、、、。届いてほしい。 そう願ってやまない物語を読んでしまった。 フィクションだけれども、ノンフィクションでもあり得るリアル感で読ませていく筆致力。 町田その子氏、ごめんなさい。 存じ上げてませんでし […]

  • 2021-05-07
  • 2021-07-04

泣き方を知らない少年の物語

人は誰でも、頭の中にアーモンドを二つ持っている。 それは、耳の裏側から頭の奥深くにかけてのどこかに、しっかりと埋め込まれている。 大きさも見た目もちょうどアーモンドみたいだ。 アーモンドという意味のラテン語や漢語から、「扁桃体」と呼ばれている。 このアーモンドの、どこかが壊れている。 医者たちが下し […]

  • 2021-04-18
  • 2021-04-18

動物だけと暮らすってどういうこと?

表紙をめくるとタイトルが現れて。 その中表紙のデザインが、ネイビー×シルバー。 配色の中で一番好きな組み合わせ。もうこの時点でこの本は好き。 光が溢れ、水が草を育み、水蒸気が空に立ち昇っていく。 緩やかに流れる川は曲がりくねって進み、その水面に陽光の輝きを乗せて海へと至る。 いっせいに鳴き出した無数 […]

  • 2021-03-25
  • 2021-04-17

体で感じる読み方ができますか?

自分の女の体が、動物としての役割と捉える。 『推し、燃ゆ』 宇佐美りん もう読んだだろうか?第164回芥川賞受賞作だ。 話し言葉のカギカッコの使い方が、なぜ?そこは使うの?そこは使わないの? なにを読ませたいのだろう。 著者の意図を探りながら読む。 肉体の重さをコントロールできず、日常をうまくやり過 […]

  • 2021-03-18
  • 2021-03-18

若さと斬新さと三島由紀夫の結合

人間が信仰を捨てることはままある。 そいでも信仰を取り戻すことなんてできるんでしょうか。 何かをふたたび信仰することはできるんでしょうか。                     かか  宇佐美りん うーちゃんは、「かか」を信仰している。 かかとは、母である。 温度がだくだくに溢れている。 なんなん […]

  • 2021-02-17
  • 2021-02-17

こんな研ぎ澄まされた小説を他に知らない

同じ小説を短期間に2度読むなんて。 2度目の時間を、新たな1冊に費やした方が充実すると思っている。 覆された。 名もなき彼のデビュー作に。 この本はなぜだろう。 1度読み終えて、まず圧倒的に好きだった。 水墨画をテーマにしたものは、初読だったし新鮮で学びもあった。 砥上裕將氏の「線は僕を描く」をひと […]

  • 2020-12-10
  • 2020-12-10

本を守ろうとする猫の話

胸の内にあるたくさんの思いについて。 できるだけ生真面目に向き合おうとする。 本が好きな人ってそんな性格の人が多いんじゃないかな。 それに相まって、本の話になると普段と全然違う表情をする。 だから、なんとなく近しい感覚があって、出会えたら嬉しくなる。 本を閉じ込めている迷宮に、1匹の猫と引きこもりの […]

  • 2020-03-10
  • 2020-11-14

不倫された東出君のドラマ。

不倫てこんな簡単に始まるのかと、驚いた。 物語だけど妙にリアルで、そもそも男は不倫なんて当たり前で。 女が一線を越えるってときは。 心が動いたら、その一歩は案外軽いのかもしれない。 近くのマンションを見上げると、こんな家庭はザラにあるんだろうな、と。 原作「あなたのことはそれほど」は、そういう意味で […]

  • 2020-03-05
  • 2020-11-14

島本理生。抗えない想いは罪か、幸か

女ってめんどくさい。 一見なに不自由なく生活していても、心の中まで満たされているとは限らない。 社会や家庭の中で頑張り、張りつめた心がもたらした弱さゆえに。 愛するだけじゃだめ。女性として愛されたい。 女って、、欲深い。 妻や母としての正しさばかり求められるわりには、幸福の答えがない女性の人生の選択 […]