- 2023-06-09
- 2023-06-09
ホモサピエンスが生き残ったのはなぜだ
2026年、京都で大暴動が起きる。 京都暴動(キョート・ライオット)──人種国籍を超えて目の前の他人を襲う悪夢。 原因はウイルス、化学物質、テロでもなく、一頭のチンパンジーだった。 未知の災厄に立ち向かう霊長類研究者・鈴木望が見た真実とは・・。 吉川英治文学新人賞・大藪春彦賞、ダブル受賞の超弩級エン […]
2026年、京都で大暴動が起きる。 京都暴動(キョート・ライオット)──人種国籍を超えて目の前の他人を襲う悪夢。 原因はウイルス、化学物質、テロでもなく、一頭のチンパンジーだった。 未知の災厄に立ち向かう霊長類研究者・鈴木望が見た真実とは・・。 吉川英治文学新人賞・大藪春彦賞、ダブル受賞の超弩級エン […]
【あらすじ】バスチアンはあかがね色の本を読んでいた。 ファンタージエン国は正体不明の「虚無」におかされ滅亡寸前。 その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。 その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年--ぼくのことだ!叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を […]
舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。 最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の<本心>を探ろうとする。 母の友人だった女性、かつて交際関係のあった老作家…。 それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。 さらには、母が自分に隠していた […]
いまなら、称賛をこめて「わきまえない女」と呼ばれるかもしれない。 日本で初めて、ロシア正教のイコン(聖像画)を描く画家となった山下りん(1857~1939)。 時代の制約のなか、周囲とのあつれきも恐れず画業に身を捧げた生涯を、作家の朝井まかて氏が歴史小説『白光(びゃっこう)』(文芸春秋)に描き出した […]
この世界はどこかが変な人でできている。 多様性を認めよ、多様性を受け入れよ。とよく聞くけれど。 自分がマイノリティの一人でなければ、受け入れたくてもよくわからないのである。 現実がそうなのである。 自分の想像力が及ばなくて、え?なんで?やだ、きもちわるい。で敬遠されるのが事実、現実。 相手のことを決 […]
好きで引きこもっているわけじゃない。 日が沈み辺りが暗くなる。 呼んでもいない夜が、顔を出してくる。 また何もない無為な一日が始まる。 何も生まない、生み出せない。 そういう日々を過ごしたことが、あなたはあるだろうか。 小説8050は、いじめが原因だけれども、現実的に様々な理由で引きこもりになってい […]
一文一文読みながら。 ただ、ただ、自分の大切だと思う人へ。 想いを馳せた。 これ以上ないほど素直に、「好き」と「ありがとう」を伝えたい。 それも、明日ではなく。 今をもって、この瞬間に。 そんな感情がざわめくように湧き上がる作品だった。 決して軽くないテーマをもって紡がれていくストーリーに、自身の持 […]
流れ着いた島では[ニホン語]と[女語]、二つの言語が話されていた。 彼岸花の咲き乱れる砂浜に倒れ、記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので宇実と名付けられた。 ノロに憧れる島の少女、ヨナと、[女語]を習得している少年タツ。 そして宇実は、この島の深い歴史に導かれていく。 参考文献から推測するに […]
我が家の隣人の話をしよう。 彼はいつも部屋にこもっている。 どうやって生計を立てているのだろう。 ネットさえあれば、今の時代稼げるジャンルはあるだろうが、不思議である。 いかんせん、犬の散歩に出たりも、運動に出る姿も見かけない。 聞こえる音といえば、飼い犬が時々キャンキャン鳴いている声ぐらいなもの。 […]