- 2021-03-25
- 2021-04-17
体で感じる読み方ができますか?
自分の女の体が、動物としての役割と捉える。 『推し、燃ゆ』 宇佐美りん もう読んだだろうか?第164回芥川賞受賞作だ。 話し言葉のカギカッコの使い方が、なぜ?そこは使うの?そこは使わないの? なにを読ませたいのだろう。 著者の意図を探りながら読む。 肉体の重さをコントロールできず、日常をうまくやり過 […]
自分の女の体が、動物としての役割と捉える。 『推し、燃ゆ』 宇佐美りん もう読んだだろうか?第164回芥川賞受賞作だ。 話し言葉のカギカッコの使い方が、なぜ?そこは使うの?そこは使わないの? なにを読ませたいのだろう。 著者の意図を探りながら読む。 肉体の重さをコントロールできず、日常をうまくやり過 […]
小学3年生の娘はこう言う。 「将来は、品出しがしたい!!」 ほぉ。ほぉ。数ある職種の中から「品出し」を選ぶとは。 また、コアなところいったねぇ。 小さいころからスーパーが大好きだったけど。 まずは、レジのピッピっていうのに憧れて。 でも、リカちゃんシリーズのおもちゃでレジをゲットしてから、レジには興 […]
子供に絵本を読み聞かせたいときに、どの本を選べばいいのかわからない。 そもそも、絵本に詳しくない親御さんはロングセラーの安心安全なモノしか選ばない。 いや、選べない。 なぜなら、知らないから。 自分が読む本は、興味・好奇心の赴くまま新刊を手にしたりするのに。 子供に読ませるとなると、学びのないものは […]
人間が信仰を捨てることはままある。 そいでも信仰を取り戻すことなんてできるんでしょうか。 何かをふたたび信仰することはできるんでしょうか。 かか 宇佐美りん うーちゃんは、「かか」を信仰している。 かかとは、母である。 温度がだくだくに溢れている。 なんなん […]
本好きなら、夢を見る。 書店を営んでみたい。 儲からなくてもいいから、生活するだけの利益でいいから。 自分の選書で自分色の空間を演出する。 こんな本を見つけた。 続 日本の小さな本屋さん 和氣正幸著 下北沢にある本屋のアンテナショップBOOKSHOP TRAVELLERの店主である和氣正幸氏が、日本 […]
デヴィッド・フォスター・ウォレスが縊死したのは2008年9月12日である。 THIS IS WATERはその自殺の3年前、オハイオ州で最も古い1824年創立のケニオンカレッジの卒業式に招かれ、卒業生に贈ったはなむけの言葉だ。 生涯で一度きりのこのスピーチは、彼の生き方だからこそ、刺さる。 その悲しい […]
同じ小説を短期間に2度読むなんて。 2度目の時間を、新たな1冊に費やした方が充実すると思っている。 覆された。 名もなき彼のデビュー作に。 この本はなぜだろう。 1度読み終えて、まず圧倒的に好きだった。 水墨画をテーマにしたものは、初読だったし新鮮で学びもあった。 砥上裕將氏の「線は僕を描く」をひと […]
これは昔々ある国に起こったおとぎ話ではない。 フランスで100万部突破のベストセラー。 世界10か国以上で出版。 「ごく普通の」国家が、日々の生活に知らぬ間に忍び込み、人々の行動や考え方をだんだんと支配するようになるさまを描いた寓話である。 『茶色の朝』 フランク・パブロフ 物語 ヴィンセン […]